墓石を建てた様式のお墓は実は意外に歴史が浅く、庶民のあいだにひろまったのは江戸中期頃であると言われています。
当事務所では墓地改葬以外にも家系図作成業務もおこなっており、家系図作成のためのご先祖様現地調査において各地の墓地・墓石を見ておりますと、江戸時代中期のものは個人の墓石で江戸末期のものは夫婦の墓石となっているものが多いように思えます。
宗教宗派や地域により異なるのかもしれませんが、「○○家の墓」となりますと明治時代以降に建立されたものがほとんどかもしれません。
「○○家の墓」というような現在の様式は、意外と歴史が浅いものなのかもしれません。