永代供養墓への納骨の問題

「子供がいないので両親から受け継いだお墓を永代供養墓に改葬した」

「自分で代が途絶えるので、先祖のお墓を永代供養墓へ改葬する予定だ」

 

お墓の承継に関する問題は、近年の少子高齢化や核家族化などから良く耳にします。

しかしながら、なかには親戚縁者がまったくいらっしゃらなかったり、いたとしても遠方であったりで、自分自身の納骨に関してもご不安を抱えているかたもいらっしゃると思います。

 

「配偶者に先立たれたうえに子供がいない」

「兄弟姉妹や甥姪はいるものの遠方に住んでいる」

「親しい親族は誰もいない」

「友人に納骨を頼んだが、自分より先に亡くなってしまうかもしれない」

 

このような理由から、「いったい誰に自分の納骨をお願いすればよいのだろうか?」と自分自身の納骨に不安をいだいているかたもいらっしゃるかと思います。

そのような時に不安を解消する手だてとして、死後事務委任契約というものがあります。
死後事務委任契約は公正証書で作成する安心確実な死後事務の契約であり、納骨の手続きに関しても定めることが出来ます。

先祖のお墓の改葬(引越し)に関しては生前に永代供養墓へ改葬していただき、その上でご自身の遺骨に関しても同じ永代供養墓へ納骨していただくことを死後事務委任で契約していただきますと、きっとご不安も解消されるものと思います。

 

「そもそも死後事務委任契約を結んで納骨してくれる人がいないから困っている」

 

そのような時に当事務所では公正証書による死後事務委任契約書作成はもちろんのこと、永代供養墓への納骨に関する死後事務委任もお引き受けいたします。

どうぞお気軽にご相談下さい。

無縁墓の承継者捜しの問題

無縁墓の改葬手続きをおこなうにあたり、墓地霊園管理者が墓地埋葬法施行規則第三条などを根拠に無縁墓の縁故者(=相続人)の戸籍を取得できるか?

 

長年にわたり墓地霊園管理者に管理費用等が支払われず、墓地の使用者や使用者だった方の承継人が不明となり、誰にも維持管理されていない無縁墓の問題があります。
この無縁墓は、墓地霊園管理者が墓地埋葬法施行規則第三条などを根拠に改葬手続きをすることが出来ることになっています。

しかし、墓地霊園管理者としても相当な手を尽くして無縁墓の承継人や縁故者を探したあとでなければ後々の問題となってしまいます。

そこで、墓地霊園に備え付けてある台帳などの本籍地や住所地から、戸籍や戸籍の附票を取得して埋葬されている方やお墓の使用者の縁故者(=相続人)を探し出すことが出来るかに疑義があります。

この問題に付き、法務局に問い合わせをして回答をいただきました。

まず、墓地埋葬法施行規則第三条を根拠に、墓地霊園の管理台帳などから埋葬者や墓地使用者となっているかたの戸籍や戸籍の附票等を取得することはいささか疑義が残るとの法務局の回答をいただきました。
墓地埋葬法施行規則第三条は墓地霊園管理者が改葬できることを定めています。墓地霊園管理者様にとっては、お墓の使用者や承継者・縁故者を捜し出した上で改葬するのか否かを決定したいところではあると思いますが、墓地埋葬法施行規則第三条を根拠にして墓地霊園管理者が戸籍などを取得することは難しいものと思われます。

もう一つの根拠として、金銭債権回収を根拠にしてお墓の使用者や承継者・縁故者を探す必要があると想みることも出来ます。
墓地霊園の使用にあたっては管理費が発生する場合がほとんどだと思います。通常は墓地霊園使用にあたっての管理規約などに定められているものと思います。
お墓の使用者や承継者・縁故者がいないということは、つまり管理費等も長らく未納になっているわけですから、この管理費等を徴収することを目的としてそれを根拠に戸籍や戸籍の附票等を取得することができる可能性があると思われ、この点、法務局からも取得できる可能性として考えられる旨の回答をいただけました。
しかし、これは個別の判断事項であり、実際に戸籍や戸籍の附票等を請求するにあたっては当該市区町村役場に事前に確認したうえで取得できるかどうかの判断となる、とのことでした。また、管理費等がない墓地霊園においては、金銭債権回収を根拠に戸籍等を取得できる余地はないものと思われます。

無縁墓改葬手続きを手がけるかたの中にはHP上などで、戸籍等を取得した上で承継者捜しをする旨を記載なさっているところもありますが、必ずしも全ての場合において取得できるわけではなく、こちらのほうも私としてはいささか疑義がのこります。

結論として、無縁墓改葬手続きをおこなうにあたり戸籍等を取得してまで承継者捜しが出来るかどうかは、その都度個別に判断されるということになるのだと思います。

無縁墓の問題

近年、市営や県営などの公営墓地において、お墓の使用者と連絡が取れなくなり無縁墓の問題が増えているそうです。
無縁墓の問題は何も公営墓地に限った問題ではなく、民営墓地や寺院墓地でも増えていると聞きます。

当事務所では墓地霊園管理者様向けに無縁墓改葬手続きもおこなっております。
お困りの際にはお気軽にご相談下さい。

「○○家の墓」

墓石を建てた様式のお墓は実は意外に歴史が浅く、庶民のあいだにひろまったのは江戸中期頃であると言われています。

 

当事務所では墓地改葬以外にも家系図作成業務もおこなっており、家系図作成のためのご先祖様現地調査において各地の墓地・墓石を見ておりますと、江戸時代中期のものは個人の墓石で江戸末期のものは夫婦の墓石となっているものが多いように思えます。

宗教宗派や地域により異なるのかもしれませんが、「○○家の墓」となりますと明治時代以降に建立されたものがほとんどかもしれません。
「○○家の墓」というような現在の様式は、意外と歴史が浅いものなのかもしれません。

先祖代々のお墓の引越しはできるの?

「お墓の引越しはできるの?」
お墓の引越しに関していただくお問い合わせで、よくいただくのがこのようなご質問です。
両親しか入っていないお墓でも先祖代々のお墓でも、現在の場所から別の墓地霊園などへと移転することが出来ます。

ただし、お墓の引越しは普通の引越しとは異なり、遺骨を移転する前に役所の許可証が必要になります。
この許可証のことを改葬許可証と言います。
当事務所では改葬許可証の申請からお墓の引越しのトータルサポートまで、皆様のお墓の引越しをお手伝いさせていただきます。